2019年

2019年

12月

25日

井上忠夫の世界 恋のダイヤル

壁の飾りをかえました。
フィンガー5「恋のダイヤル6700」昭和48年 作詞:阿久悠、作曲:井上忠夫
ブルーコメッツの井上大輔さん(本名 井上忠夫)は後に作曲家として大活躍します。
初期代表曲の一つがコレです(1)
曲構成は当時流行していたソウル風です。そして何より小学5-6年生のアキラ君と妙子ちゃんの高音のソウルフルな歌が印象的で、まさにジャクソン5のマイケル坊や(2)です。井上さんのアメリカンポップスとソウルR&Bに対する憧れが詰まった曲です。
歌詞の世界もアメリカンですよ。何せ、明日の卒業式で彼女に告白しよう、なんてこれはアメリカのプロム(2)のことですよ。そんなシャレたもん昭和の日本には存在しないからね。電話番号が入った歌というのも古くはグレンミラーのペンシルベニア6-5000から、R&Bならマーヴェレッツの「恋のビーチウッド4-5789」やウィルソン・ピケットの「634-5789」が思い浮かびますが、この曲はマーヴェレッツの歌を意識していそうですね(3)
当時はそんな音楽的背景なんか全く知らなかったけれど、子供たちはみんなフィンガー5が大好きでした。この曲とフィンガー5の歌からあふれる楽しそうで元気でアメリカンな魅力に引き付けられたんでしょうね。
井上さんはこの後80-90年代にもヒット曲を飛ばします。そして以前紹介したシャネルズ「ランナウェイ」につながるのです。 

 

インフルエンザが流行し始めています。皆様くれぐれもお身体にお気をつけください。

それでは良い新年をお迎えください。来年もよろしくお願い申し上げます。(院長)

 

(1)フィンガー5「学園天国」も井上さんの作曲です。
(2)後のマイケル・ジャクソンです。
(2)米国で高校生の卒業パーティーの習慣、”promenade”
(3)と思っていたら、阿久悠さんによるとグレンミラー「ペンシルベニア6-5000)」にヒントを得たそうです。

 

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2019年

12月

11日

冬に聴きたくなるGS ブルーコメッツ

壁の飾りをかえました。

「ブルー・シャトウ」 ジャッキー吉川とブルーコメッツ 昭和42年

作詞:橋本淳、作曲:井上忠夫
昭和42年第9回日本レコード大賞受賞。同年18回NHK紅白出場。
当時グループサウンズ(GS)が若者に大人気だったのですが紅白に出場できたのはブルーコメッツだけなんですね。理由は「長髪でなく洋服もスーツできっちりしているから」だそうです(1)。

確かにブルコメはGSの中でもシブ目です。楽曲もちょっとマイナー調で哀愁を帯びています。というわけで冬に聴きたくなるGSなのです。ジャケット写真も木枯らし吹く冬ですね。
さてブルコメの栄誉といえば、伝説の米国TV番組「エド・サリバン・ショウ」に出演したGSも彼らだけです。演奏曲は、小田啓義さんが琴で弾く雅楽ではじまり、この「ブルーシャトー」を英語で歌います、間奏の井上大輔さんのフルートが沁み入る音色です、最後のコーラスは日本語で歌ってくれました。カッコイイ名演奏です。ぜひご覧ください!
院長はリアルタイムで聴いたわけでなく、小学生時に替え歌「森トンカツ、泉ニンニク、囲まれテンプラ~」(3)で覚えたクチです。大学生になり日本のGSを研究する中、CDやTVの再放送で聴きました。 若い頃はブルコメなんてジジくさいと思っていましたが、年取ってきた今は楽曲、演奏ともに心惹かれますわ。 (院長)

 

(1)なんじゃそりゃ?と思われるかもしれませんが、当時は長髪やエレキ(ギター)は不良と言われたのですよ。大部分のGSは長髪でした。
(2)米国CBS "The Ed Sullivan Show"1967年12月3日放送

(3)後年、グッチ裕三さんが演っていますね。

 

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2019年

11月

20日

宝塚宙組 イスパニアのサムライ/ アクアヴィーテ

壁の飾りをかえました。
宝塚 宙組「イスパニアのサムライ/ アクアヴィーテ」2019/11/15-12/15 宝塚大劇場
主演は男役トップ真風涼帆さん、今回は武士役で長髪、立ち姿、身のこなし、そこにいるだけで画になるトップさんですよ。ヒロイン星風まどかさんは歌ウマ、銀橋独唱に聴き惚れますね!二番手男役、芹香斗亜さんも芝居歌共に円熟を増していて、一言の台詞で観客の眼をさらっていく力があります。チャラさと「男気」を表現する無二のジェンヌさんです。留依蒔世(るいまきせ)さんは道化師役で持ち味のソウルフルな歌を披露してくれます。瑠風輝(るかぜひかる)さんは真風さんの剣術の先輩という大役を堂々こなしています(1)。ますます貫禄がついてきました。
「アクアヴィーテ」はウィスキーをテーマにしたショーです。本当に楽しいショーで1時間があっという間です!前回「NICE GUY」に続き今回も藤井大介先生の演出。始まりからギラギラ衣装に激しいダンスでしかも人数で攻めてきます。一気に劇場のボルテージが上がります。過剰なまでのキンキラ衣装が真風さんの迫力に合うなあ。そして藤井先生といえば、女装です。これが前回に続いてスゴイのです!これでもかと言わんばかりに男役さんが次々に女装で登場するのですよ(2)。中でも今公演で退団される実羚淳さんの鬼気迫るバレエダンスは一見の価値ありです。

若手男役では琥南まことクンが8人組の一人で登場しキレのある動きで輝いています。新入団105期生は聖叶亜(ひじりとあ)クンが存在感を放っています。キリっとしたハンサムで目立ちますね。早速新人公演で役がついているという期待のホープです。 未来のトップスター目指して頑張ってください!
今の宙組もベテランから若手まで役者が充実して見所満載です。
皆様、ぜひ素晴しい宙組をご観劇ください。 (院長)

 

関連記事:宝塚カテゴリ 宙組 追憶のバルセロナオーシャンズ11黒い瞳WESTSIDE STORY

 

(1)6年上のしかもトップ真風さんに指南する役を務めるのは緊張するでしょうね!

(2)皆さん美しい!男性ファンを獲得するための劇団の作戦なんじゃないかと、院長はにらんでいます。今回、実羚さん、春瀬さん、七生さん、和希さん、秋音さんと上級生女装ありで大サービス?です。

 

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2019年

10月

30日

YMOの功績 ライディーン

壁の飾りをかえました。
YMO ライディーン昭和54年LP「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」
イエローマジックオーケストラ(略してYMO)、チッチキチッチキの機械リズム音から始まる有名曲です。ピコピコ・サウンド懐かしいね、などと片付けてはいけません。
ニューミュージックに商業化の兆しが見えた頃、彼らは現れました。こちらの方が真の意味で「新しい音楽」であったのではないかと思います。
YMOはコンピュータで音楽をどこまで表現できるか実験をしたのです。例えばコンピュータにリズムコントロールさせることで、人の手では弾けないような速く複雑なリズムも出せます。楽器が弾けない人でも練習なく演奏可能になりました。実際「ライディーン」ではバック演奏にかなり速い音符が詰め込まれています。また、機械演奏なので当然ですが故意に人の気配を消した音作りも試みました。同曲ではドラム高橋さんがわざと無表情な叩き方をすることにも表れています。さらに、このことの裏返しで、機械と人間の演奏の差異について研究もなされました。例えばグルーブ(groove)やノリとは何か?についての検証です。電子音は何も加工しなければ均等な符割となり機械的リズムに聞こえます。しかしそのタイミングを均等割合12対12から13対11や14対10などにずらすとグルーブやノリといったものが生まれることを見出しました。これもすごい発見なのです。本アルバムの「Absolute Ego Dance」は14:10のリズムが沖縄民謡に近いことを見つけた曲です。音と音の間隔を細かく検証することによってYMOはグルーブやノリ、民族音楽のリズムを表現することに成功しました。その他、彼らは数々の発見と新しい音楽スタイルへ挑戦し、その後の音楽に大きな影響を与えました。YMOの功績は計り知れません。(何だか総説風の文章になってきました)
 彼らは見た目も新しかった。当時フォークやニューミュージックはボサボサ長髪にジーパンと決まっていました。YMOはテクノカットに人民服やタキシードですよ(1)、新鮮でしたね。  (院長)

 

(1)テクノカットはもみあげを耳の上でまっすぐ落とす髪型です。人間臭さを消す意図があったのでしょう。写真1枚目LP「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」人民服のようないでたちで麻雀です、2枚目はLP「イエロー・マジック・オーケストラ」の裏面、タキシード姿でシンセサイザー用の接続コードを手にしています。 

(おわび 間違えて文1週間ほど文章の記事を消していました。11/4追記しました)

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2019年

10月

16日

ニューミュージックと深夜放送

松山千春「大空と大地の中で」昭和52年 LP「君のために作った歌」
壁の飾りをかえました。はじめて買ってもらったLPです。

この時代はニューミュージックが流行っていました。明確な境界線があったわけではなく、今考えるとフォークの流れを汲むのが多かったです。拓郎さん、さだまさしさん、中島みゆきさん、ガロ、アリスなどなど、松山さんもそうですね。他にはロック系、AOR系、シティポップ系、とにかくアイドルと演歌以外は全部ニューミュージック。テレビに出ないポリシーの人もいたりして、深夜ラジオが彼らの活躍の場でした。松山千春のオールナイトニッポン、チー様(松山さんの愛称)の小気味いいトークを聴くのが楽しみでした。私には兄さんはいませんけど、なんだか兄貴に話しかけられてる感じがしましたね。この曲はチー様のオールナイトが終わるときのテーマ曲です。

5-6年もするとニューミュージックという言い方は消滅しました。今や懐かし音楽の代名詞となり、新しいんだか旧いんだかわからないですね。しかし、あの頃は何だか訳がわからないが音楽の世界がとにかくアツかった。 (院長)

 

LPの歌詞カードにはチー様直筆の楽譜と歌詞があるんですよ。丁寧な字を書く方です。そして松山さんのサインは当時流行していた「丸文字」ですな。丸文字も今や廃れた文化! 

 

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2019年

10月

02日

どこまでも伸びる声/かもめが翔んだ日

「かもめが翔んだ日」昭和53年 歌・作曲 渡辺真知子、作詞 伊藤アキラ

のびる歌声について書いて思い出しました、渡辺真知子さんの声を。どこまでもどこまでも伸びる歌声ですね。聴いていて清々しい気持ちになります。
「ニューミュージック」が流行したのがこの頃でした。 当時は子供向けアイドルと大人向け演歌がほとんどでしたから、こんな感じで歌う人が新鮮でした。ニューミュージックはラジオから発信されていて、「ああこれがニューミュージックなんだ」と思いました。「シンガーソングライター」という言葉も流行りました。のちに歌謡曲の研究で知ったことですが、この時代までは職業作曲家・作詞家の先生に曲を書いてもらうことが当然だったのです。歌手が自分で曲を書くなんてトンデモナイことだった、それがニューミュージックは自分で書いて自分の世界を表現する、新しい時代の到来でした。
もうひとつ、この時期から「翔」という漢字が世に広まりました。「とぶ」を表す漢字は「飛」「跳」ですが、昭和51年司馬遼太郎「翔ぶが如く」を契機に、流行語「翔んでる女(1)」や、ドラマ「翔んだカップル」、横浜銀蝿「翔さん」などを経て、一般の言葉になりました。現代でも人名に使われる漢字の常連(2)ですね。ただし漢和辞典を見ても「とぶ」という読みはありません。正式な訓読みは「かける」です。
今やニューミュージックという言葉はすっかり廃れましたが「翔」は続いています。あの頃は何でも新しいことに挑戦できる時代だったのですね。(院長)

 

注1)翔んでる=俗に、世間の常識にとらわれず、思い通りに自由に行動するさま(三省堂「大辞林」)

注2)宝塚にも多くの「翔」がいらっしゃいます。高翔みず希さん(76期花組組長)、北翔海莉さん(84元星組トップ)、鳳翔大さん(88元雪組)、彩凪翔さん(92雪組)、星吹彩翔さん(93宙組)、風馬翔さん(94元宙組)、颯希有翔さん(96月組)、若翔りつさん(99宙組)、鷹翔 千空さん(101宙組)

 

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2019年

9月

18日

宝塚宙組「追憶のバルセロナ/NICE GUY!」

壁の飾りをかえました。2回連続宝塚で恐縮です。

宙組全国ツアー「追憶のバルセロナ/NICE GUY!」も盛り上がっていますよ。院長は大阪のチケットがとれず、福岡まで遠征でした。
「追憶のバルセロナ」またも院長の好きな男の友情劇(1)です。スペイン貴族の子息で軍人でもあるフランシスコ(真風涼帆さん)とアントニオ(芹香斗亜さん)、そして瀕死のフランシスコを助けるロベルト(桜木みなとさん)の友情が感動ものです。トップ真風さんはますます貫禄が出てきました。今回、桜木さんの歌唱がスゴイ!持ち味のハスキーボイスがどこまでもどこまでも伸びるのです。前作オーシャンズ11のベネディクト役を上回る素晴しい歌唱です。
「NICE GUY」素晴らしいショーですね。スーツ、黒燕尾などの男役さん達が際立ちます。もうね、真風さんがカッコよすぎてほれぼれしますね。今回のメンバーは宙組上級生が中心、どなたも円熟のパフォーマンスで惹かれます。さらに男役さんの女装(?)場面(2)もあって楽しめます。客席降りが3回もあって観客サービス満点でした!そして特筆すべきは留依蒔世(るいまきせ)クンです、ソウルフルな歌い回しは宙組、いやヅカ現役生のなかで彼の右に出るものはないでしょう!また若手では琥南まことクンが男役とロケットダンス娘役に頑張っている姿が印象的でした。
皆様、機会がありましたら素晴しい宙組もぜひご観劇ください。 (院長)

関連記事:宝塚カテゴリ、宙組 オーシャンズ11黒い瞳WESTSIDE STORYイスパニアのサムライ

(1)「黒い瞳」をご参照ください

(2)もともとタカラジェンヌは全員女の子なので女装というのはおかしいのですが、男役さんは男になりきっているので女装なのです。藤井大介先生が演出を担当されると女装(?)場面が増えると言われています。

 

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2019年

9月

04日

宝塚花組 明日海さん退団公演

壁の飾りをかえました。
宝塚歌劇 花組「A Fairy Tale/ シャルム」2019/8/23-9/30 宝塚大劇場

 

トップスター中のトップ、明日海りおさんの退団公演です。本当に偉大なトップさんですね(1)。本作品で退団されるとはさびしい限りです。

今回の劇とショーではトップ継承の儀式ともいえる場面が見どころです。A Fairy Taleの劇中、次期トップを継ぐ柚香光さん演じる植物研究家が明日海さん演じる妖精に向かって「出会えてよかった」と男泣きしながら固く手を握りあうんですね。またショーでは伝統の黒燕尾姿で明日海さんが柚香さんの背を押すのですよ、君に任せたよといわんばかりに。思わず泣いてしまいます。
また花組の歌ウマさんたちの歌も聴かせます。花組副組長の芽吹幸奈さんのエトワール独唱(2)、どこまでも透き通った声、本当に素晴らしい!芽吹さんも今回で退団されるのが残念です、最後まで頑張ってください!そして男役では名歌手、和海しょうさん。福岡ドームで国歌斉唱したことのある実力派です。この人が歌うと舞台が一気に引き締まりますね。
機会がございましたら、ぜひすばらしい花組の舞台をご観劇ください。 (院長)

 

関連記事:宝塚カテゴリ

(1)どれだけスゴイかは宝塚のDVDと本を買って実感してください。
(2)「エトワール」はショーの最後となるパレード場面の始まりの歌のことです。多くの場合、大階段中央で独唱します。歌手は歌に定評のある方が選ばれることが多いです。

 

 

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2019年

8月

14日

夏の読書 昭和を考える8月

8月は昭和を考える月です。「蠅の帝国」帚木 蓬生 著 は軍医として戦地へ赴いた医師達の壮絶な体験を15の短編として構成した話です。当時、多くの医師達が軍医に徴用され戦地で傷病者の診療に当たりました。薬も器具も食糧も衣料もすべてがない。医者から薬と道具を取り上げられたら何もできません。目の前で兵士が死ぬのを見守るしかない。悔しかったでしょう、辛かったに違いありません。そんな中、軍医の最重要かつ最後の任務は、兵の戦死を確認し記録を日本に持ち帰ることでした。

 

厳しい暑さが続きます。皆様くれぐれもお身体にお気を付けください。(2019.8.14院長)

 

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2019年

7月

31日

夏が来た

暑いですね。壁の飾りをかえました。
「夏が来た!」キャンディーズ 昭和51年5月 作詞・作曲 穂口雄右
キャンディーズ夏の歌としては、翌年の「暑中お見舞い申し上げます」に隠れてあまり目立ちませんが佳曲です。院長も当時のことをよく覚えていません。大学生のときシングル全集CDを買ってこの曲のことを知りました。キャンディーズ解散から10年余り過ぎていました。「春一番」が昭和51年3月にシングルでヒット(1)したので、他の歌手が歌う予定のところ、急遽キャンディーズが5月に歌うことになったそうですが、あまりヒットしなかったようです。
歌詞も曲も少し哀愁の穂口節です、エレキとハモンドオルガンの音色が昭和生まれオヤジの心に沁みます。

暑い日が続きます。皆様くれぐれも御身体にお気を付けください。 (院長)

 

キャンディーズの話をすると必ず誰が好きだったかと聞かれます。院長はミキちゃん派です。

(1)拙ブログ 2017年2月8日「春一番」は録音が2種類あります  を御参照ください。

 

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2019年

7月

17日

ボサノバを創った男 ジョアン・ジルベルトさん

壁の飾りをかえました。
ジョアン・ジルベルト 「Chega de saudade」(1) 1959年
ボサノバ(bossa nova)は1950年代にブラジルで生まれた音楽のスタイルです。アントニオ・カルロス・ジョビン、ヴィニシウス・ヂ・モライスたちとともにボサノバ創成期の中心人物であります。
個人的思い出で恐縮ですが、医学部5-6年の頃、中南米音楽に凝っていまして、ボサノバをたくさん聴き、集めました。ボサノバを延々何時間も流しながら国家試験の勉強をしました。冷房をガンガンにかけて聴くボサノバは最高です。狭いアパートの部屋をブラジルの風が吹き抜けるような気がしました。卒業旅行には憧れのブラジルに行くことができました(3)。リオデジャネイロの中古レコード屋で購入したのがこのLPです(2)
後年、来日公演も観れました。すでに高齢だったジョアンですが、彼は舞台で「寝る」ことで有名でした。ご本人としては「瞑想にふけっていた」そうなのです。私が観たときは20分くらい静止状態、その間一切無音!年が年だけに心配しましたよ。再び歌い出したときは一同安心しました。そんなこともあわせていい思い出です。
ボサノバを創った偉人 ジョアン・ジルベルトさんは2019年7月6日に逝去されました、享年88歳、ご冥福をお祈りします。   (院長)

 

(1)シェガ・ジ・サウダージと読みます。サウダージはブラジル語(ポルトガル語)で「郷愁」「わびしさ」「切なさ」のような感情を表す単語で、日本語や英語など他の言語では表しにくい言葉です。

(2)このLPはデビューアルバムです。まだジョアンが米国に渡る前、ジャズの影響が少ない時期のものです。この盤はおそらく初版ではなく60-70年代の再発物と思われます。

(3)リオデジャネイロではボサノバの巨人アントニオ・カルロス・ジョビン宅訪問(観光地になっている)もできました。イパネマ、レブロン海岸の美しさに見とれました。アマゾン河の街マナウスも行けました。

 

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2019年

7月

03日

日本のR&B(4)アッコさんのどしゃぶりの雨

雨が続きますね。壁の飾りをかえました。強い雨の夜はこの曲を思い出します。

和田アキ子「どしゃぶりの雨の中で」昭和44年 作詞:大日方俊子、作曲:小田島和彦
オルガン+硬質ベース+管楽器のイントロ数秒だけで有無を言わせず惹きつけてきます。そしてアッコさんの歌唱がうますぎて心酔してしまいます!土砂降りの雨ほどに涙を流す女性とその悲しみを見事に表現しきっているのです。もうね、本物のブルーズ歌手ですよこの人は。楽曲も歌もリズムを音符通りに乗せない、うねっている、これが完全にリズム&ブルースなんですね。今の和田アキ子さんを想像している方、とにかく一度お聴きください。日本のリズム&ブルースの名曲であります。 (院長)

 

(1)作曲の小田島さんはポリドールレコードの社員をしながらキングトーンズ「グッドナイトベイビー」や、さくらと一郎「昭和枯れすすき」を「むつ・ひろし」名義で作曲した方ですね。

 

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2019年

6月

12日

阿久悠の世界 雨の慕情

壁の飾りをかえました。もうすぐ梅雨入りでしょうね。
「雨の慕情」昭和55年、唄:八代亜紀、作詞:阿久悠、作曲:浜圭介
前回から続き阿久悠さんの曲です。阿久悠さんの詞は短い言葉で表しながら映像と情念と物語の世界を描くのです。当時中学生であった院長には当然難解過ぎる歌詞でした。しかしそんな大人向けの歌であるにも関わらず、若者や子供たちまで手のひらを天に向ける例の振付をみんな真似しましたな。どうもサビのリフレイン「雨雨降れ降れ、もっと降れ」には人を無条件に従わせる魔力があるのだという説明(1)をみて、院長もハッと納得がいきました。      (院長)

 

参考文献
(1)歌謡曲完全攻略ガイド : '68-'85 (学陽書房): 1996 p.99「1980年「レコード大賞」を受賞した際に、新人賞の聖子やトシちゃんを目当てに会場を占拠した若者たちを”雨雨降れ降れ、もっと降れ”と大合唱させてしまったこの曲が持つある種の原初的な呪術性と祝祭性に、アシッドな魔力を感じずにいられないのである。」

 

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2019年

5月

29日

日本の「青春時代」

壁の飾りをかえました。1か月サボっていたわけではなく宝塚宙組「オーシャンズ11」は千秋楽まで毎日眺めていたかったのです。院長が応援している蒼羽りくさん卒業で大変さびしいです。大好きな純矢ちとせさん澄輝さやとさんもお疲れ様でした。でも、卒業おめでとうございます!

アメリカの青春、宝塚に続き、日本の「青春時代」、卒業の歌ですね。
森田公一とトップギャラン「青春時代」昭和51年 作詞 阿久悠、作曲 森田公一

当時、院長は小学生でした。キャッチーなメロディーが今でも耳にこびりついています。決してハンサムとは言えない森田公一さんがピアノを弾きながら熱唱する姿もよく覚えています。歌の内容は子供には理解できないものですな。阿久悠さんの描く青春は、アメリカングラフィティの青春とは違う、日本の「青春時代」であります。院長は青春時代はとうの昔に過ぎすっかりおじちゃんになっても道に迷ってばかりですわ。

調べてみるとTBSの音楽番組「トップスターショー・歌ある限り」(ザ・ベストテンの前番組)のエンディングテーマとして毎週出演していたそうです。何度もしつこく聞いた覚えがあるのはそのためかもしれませんね。徐々に人気に火が付き半年後には100万枚売れ、翌昭和52年紅白に出場しました。  (院長)

 

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(参考)森田公一さんは歌手としてより作曲家としての活動が広く、名曲をたくさん書いておられます。 アグネス・チャン「ひなげしの花」(1972年)、天地真理「ひとりじゃないの」('72)、キャンディーズ 「あなたに夢中」('73)、危い土曜日」('74)、「ハートのエースが出てこない」('75)、桜田淳子 「黄色いリボン」('74)、 TVドラマ「ワイルドセブン」('72)、由美かおる 「炎の女」('73)、和田アキ子 「あの鐘を鳴らすのはあなた」('72)などなど

 

 

2019年

4月

29日

宝塚 宙組のオーシャンズ11

壁の飾りをかえました。

宝塚歌劇 宙組「オーシャンズ11」2019年4月19日-5月27日 宝塚大劇場

映画「オーシャンズ11」の舞台化、宙組で再演です。
主演は男役トップ真風涼帆さん、スーツとリーゼントヘアーが本当に似合いますねえ。カッコ良すぎます。院長も着こなしを見習いたいです。ヒロイン星風まどかさんが大人っぽい雰囲気になりました。相棒の芹香斗亜さんはじめオーシャンズメンバーはダンディーな男たちばかりでスーツ祭りです!敵役ベネディクトの桜木みなとさんも悪役が堂に入っていますよ。痛快活劇に引き込まれあっという間の3時間です。
さて楽しいミュージカルながら、宙組を支え続けてきた上級生(1)が今回で退団されるのが大変さびしいところ。ラスベガス歌の女王役の純矢ちとせさん、カジノディーラー役の澄輝さやとさん、手品師役の蒼羽りくさん、秘書役の愛白もあさん。みなさん宙組の空気を作るのに欠かせない方々、気迫の演技であります。院長の好きな生徒さん(2)が退団されることになり泣けてきます。
一方、新入団105期生の若々しいロケットダンス(3)も見ものです。高難度ダンスでこれを演りきるのは新入生にとってかなり大変ではないかとハラハラします。

機会がございましたら、ぜひすばらしい宙組の舞台をご観劇ください 。 (院長)


 関連記事:宝塚カテゴリ、宙組 黒い瞳ウェストサイド物語追憶のバルセロナイスパニアのサムライ

 

(1)上級生=ベテランのメンバーのことです。純矢さんは89期2003年入団、澄輝さんは91期2005年入団、蒼羽さんと愛白さんは93期2007年入団です。

(2)宝塚では団員のことを「生徒さん」といいます

(3)ラインダンスのことです。

 

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2019年

4月

10日

アメリカの青春時代 アメリカン・グラフィティ

アメリカン・グラフィティ 1973年 監督ジョージ・ルーカス
ドゥーワップの話をしてこのアルバムを取り上げないわけにはいきません。
映画の舞台は1962年カリフォルニア州の田舎町。アメリカが最も輝いた時代が終わる頃を描きました。誰しも青春時代は必ず終わり、いつかは大人にならなければいけない。それゆえ最も輝く時代は短く美しい。そして人間と同じく、社会や文化も時代によって変わる運命にある。そんな示唆が伝わってくる話なのです。
サウンドトラック・アルバムは1962年時点で流行していた41曲からなります。いわゆるオールディーズの曲です。この映画ですね曲があまりにもピッタリ合っているのです。もうね、曲名を見ているだけで映画のシーンが目に浮かんで泣けてきます(1)。なお前回の「ランナウェイ」と同名の有名曲が3曲目(2)に入っています。ドゥーワップの名曲もたくさんあります。院長はSixteen Candles / The CrestsやGoodnight, Well It's Time To Go / The Spaniels が好きです。その他にもロックンロール、リズム&ブルース、そして当時新興であったサーフィンサウンドも、名曲が勢揃いです。
今もDVD、CDが発売されていますので、ぜひ映画と音楽をお楽しみください。(院長)

 

(1)院長はこの映画100回以上見ました。ビデオで、しかもβとVHSで。曲順も全部暗記してました、一時はウルフマンジャックの英語DJの台詞まで覚えていましたよ。

(2)Del Shannon の Runaway  邦題「悲しき街角」。これはドゥーワップではなくロックンロールです。なお、シャネルズのランナウェイの題名はこの曲からとったと作者が語っているそうです。

 

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2019年

3月

27日

日本のドゥーワップ(3)ランナウェイ

壁の飾りをかえました。日本のリズム&ブルースを語るうえで重要な曲です。
シャネルズ(1)「ランナウェイ」昭和55年 作詞 湯川れい子、作曲 井上忠夫
ものすごく流行りました、100万枚売れたそうです。元々パイオニアのラジカセ「ランナウェイ」のCMソングとして作られたそうです(2)
湯川・井上両氏が、1960年前後のドゥーワップ・サウンド(3)を日本オリジナルで完全再現しました。シャネルズのコーラスメンバーは顔を黒塗りして注目されました。しかしながら演奏と歌唱を聴けば、それが単なる話題集めだけでなく、彼らの黒人音楽に対する憧憬と尊敬の発露であることが痛いほど伝わってきます。
日本のリズム&ブルースを3曲検証しましたが、ドリフのズンドコ節(1968)は60年代後半ソウル・サウンドながら原曲は「海軍小唄」でヨナ抜き音階(4)です。キングトーンズ(1968)はドゥーワップを意識しつつもプラターズのように甘いメロディーとして一般受けするようアレンジしています。いずれも当時の日本人に受け入れられるためには多少の手加減が必要だったのです。しかるにランナウェイ(1980)には楽曲も演奏者も一切の譲歩がありません。この12年間、日本人は音楽を作る側だけでなく聴き手側も洋楽を自分のものとして消化したわけです。100万枚売れたことがその証拠であります。日本に洋楽が浸透する過程を伺い知ることのできる貴重な資料です。  (院長)

 

(1)現在の「ラッツ・アンド・スター」です。
(2)そういえばそんなCMありました!大型ラジカセも当時流行っていました。
(3)1950年代から60年代前半頃に流行した黒人音楽リズム&ブルース合唱のスタイルで、リードボーカルに対しコーラスで「ドゥーワッ」「シュビドゥビ」「ドゥビドゥワ」などのスキャットをつけることが特徴。 ウィキペディア日本「ドゥーワップ」から引用・要約。
(4)日本風の音階で西洋音階の四度(ファ)と七度(シ)を抜くのでこう呼ばれる。民謡・演歌・唱歌で多用される。独特の哀調をもち日本人の情緒に訴えるメロディーになる。

 

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2019年

3月

13日

日本のR&B(2)グッドナイトベイビー

壁の飾りをかえました。
ザ・キング・トーンズ「グッド・ナイト・ベイビー」昭和43年
作詞 ひろ・まなみ・作曲 むつ・ひろし
発売から1年かけてじわじわと人気が高まり、昭和44年3月にオリコン2位、昭和44年第20回紅白に出場しました。米国でもビルボードR&B部門48位にチャートイン。
日本ポリドール・レコードのリズム&ブルース好きの社員であった松村孝司さんが、当時としては本格的な(歌謡曲風でない)R&B曲を書いたそうです。作曲者に社員の名を出すのはマズかろうというので、ペンネームにしたそうです。
 同じR&Bといってもドリフのズンドコ節は60年代後半の音ですが、それに比べキングトーンズはちょっと前の50年代~62年頃の「ドゥーワップ」を意識した楽曲です。プラターズのような甘い印象の曲ですね。
リードボーカル内田正人さんのハイテナーボイスが美しい。とくにファルセット(裏声)が切ない表情で哀愁を感じますね。そんな内田さんですが先日2019年2月25日にお亡くなりになりました。日本リズム&ブルース界の偉大な功労者のご冥福をお祈りします。(院長)

 

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2019年

2月

27日

幸福の木ドラセナに花が咲きました

また幸福の木ドラセナに花が咲きました。この木は ドラセナ・フラグランス・マッサンゲアナと云うそうです。2013年開院のお祝いにいただきました。2016年に一度花をつけました(当時のブログこちら)、その時も2月でした。今回は3年ぶりです。調べてみると数年に1回開花するらしく珍しいことのようですね。6時頃日没になると白い小さな花がたくさん開き、ユリのような香りが部屋いっぱいに拡がります。朝になると閉じています。   (院長)

 

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2019年

2月

13日

宝塚 宙組 真風さんのソーラン節

壁の飾りをかえました。
宝塚歌劇 宙組「黒い瞳/VIVA! FESTA! in HAKATA」2019年2月2日-25日 博多座

 

宝塚の劇の多くは男女の恋愛が主題ですが、並列して男同士の友情をテーマに取り上げることが少なからずあります。「黒い瞳」もそうです。
ロシア軍将校の貴族ニコライ(真風涼帆)と反乱軍の首領プガチョフ(愛月ひかる)は敵として戦う立場ながら、互いに尊敬し合います。この男の友情劇が本当に泣かせるのです。院長も泣きました。予備ハンカチ持参してよかったです。特筆すべきは愛月さん気迫の演技です。アクの強い役はこの人の得意とするところ。愛月さんは本公演で宙組から異動されますが、次の専科でもさらに活躍されることでしょう。

政府軍とコサック軍のはざまで複雑な立場にある青年マクシームイチが男気を見せる、という難しい役を蒼羽りくさんが好演するのも注目で、劇を更に奥深いものにします。
そして期待のショーVIVA! FESTA! は2017年の再演(1)、以来ぜひもう一度観たかったのです。何といっても圧巻は中詰のソーラン節であります。トップ真風さん率いる宙組生が繰り出す「ソーラン宙組」の掛け声がものすごいグルーヴを生みます。ジェンヌさんたちの客席降りの際は地鳴りのような熱狂で劇場全体が呑み込まれるのです。これを体感できただけでも博多まで来てよかったです。

機会がございましたら、ぜひすばらしい宙組の舞台をご観劇ください(2)

 (前回の宙組記事 WEST SIDE STORYこちら)

まだ厳しい寒さが続きます。皆様くれぐれもお身体にお気を付けください。 (院長)

 

(1)VIVA!FESTA!は2017年宝塚大劇場版(宙組トップ朝夏まなとさん)のDVDが出ています、ぜひご覧ください。
(2)宙組 真風さん オーシャンズ11追憶のバルセロナイスパニアのサムライ フライングサパアナスタシア

シャーロックホームズ

 

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2019年

1月

22日

日本のR&B(1)ドリフのズンドコ節

壁の飾りをかえました
ザ・ドリフターズ「ズンドコ節」昭和44年 作詞・作曲:不詳
誰もが聞いたことのあるメロディ、コミックソングと侮ってはいけません。日本を代表するリズム&ブルース(R&B)の名曲なのです。ぜひ一度歌だけでなく演奏もお聴きください。
イントロから物凄い音圧で攻めてきます。そしてズンズンズンズン・ズンズンドコと中毒性のあるリズムで突っ走るグルーヴが耳から離れません。
ベースは江藤勲さん、ドラムは石川晶さん、ともに昭和歌謡の大御所スタジオミュージシャンですね。間奏では加トちゃんのスキャットも決まっています。
見た目もR&Bです。ドリフのメンバーはスーツ姿、マイク前に整列して振りをつけながら歌うのです。その姿はテンプテーションズかフォートップスかというくらいに、まさにR&Bグループなのです。    (院長)

 

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2019年

1月

09日

ふりむかないで

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

壁の飾りをかえました。
ハニーナイツ「ふりむかないで」昭和45年、作詞:池田友彦、作曲:小林亜星
日本全国の街を歌うご当地ソングといえばこれも流行りました。エメロンリンスのTVコマーシャルです。全国各地で女性に後ろから声を掛け、ふりむいてもらうという、あのCMです。懐かしいですね。
歌うハニーナイツはコーラスグループで、ドラマ・アニメ・CMなどの仕事を中心にスタジオミュージシャン活動が多かったようです。素晴らしいハーモニーに聴き入ってしまします。「妖怪人間ベム」「サスケ」のコーラス、といえば思い出される方も多いでしょう。

 

インフルエンザ感染症が流行しております。皆様、くれぐれも御身体にお気をつけください。 (院長)

 

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