宝塚宙組「アナスタシア」

 壁の飾りをかえました。宝塚宙組「アナスタシア」2020.11.7~12.14宝塚大劇場

ロシア革命で殺害されたロマノフ皇帝一家の末娘アナスタシアが、生きのびていたという「アナスタシア伝説」にもとづいた話で、ブロードウェイミュージカルを宝塚版にしたものです。宙組さん「ロシア物」が続きますね。

 孤児としてサンクトペテルブルクの裏町で育った詐欺師ディミトリ(男役トップ真風涼帆)は記憶喪失の少女アーニャ(娘トップ星風まどか)を皇女アナスタシアに仕立て、パリに住むマリア皇太后に会わせ報奨金をせしめようと計画します。

 全編を通じ歌で話が進みます。美しいメロディーの数々、それも1つ1つの歌がしっかり長い目です。トップ真風さんの「真風節」が好きな院長にとってこれは嬉しい限りです!ディミトリは生きるために詐欺師をしているが、実は純真な心を持つ青年。アーニャが本物の皇女だと信じ、賞金のためではなく彼女のために尽くそうと心が変化してゆく、そんな優しい心根を演じます。真風さんといえば男役らしいダンディズムですが、こういう爽やかな役もうまく表現されるなあと感心します。

 ヒロイン星風さんも演技・歌ともに表現力が熟してきました。記憶喪失で身寄りがないため一人で力強く生きてきた少女と、皇女の上品さを演じます。

 二番手 芹香斗亜さんは革命派新政府の将校・グレブを演じます。街で偶然出会ったアーニャに恋心を抱くも、彼女は生き残りの皇女かもしれない。もしそうであれば、彼は愛と良心よりも革命を優先しアナスタシアを消さなければならない立場。そこに葛藤がうまれる。そんな複雑で難しい人物像を演じます。心の闇の部分や感情の揺れ動きを見事に表現する芹香さんの演技と歌唱は本作の見所ですね。

 桜木みなとさんは主人公の相棒ヴラド役を演じます。本作は全体的に重い場面が多い中、この役はコミカルな要素を与えてくれてほっとします。桜木さんの歌唱もどんどん上達されて聴きごたえがあります。

 本作は以上4名とマリア皇太后(寿つかさ組長)、侍女リリー(和希そらさん、今回は娘役)の主要人物で劇が進行します。ですから、他の宙組ジェンヌさんたちの出番が少なかったことが心残りでした。院長の好きな皆さんの活躍も観たかったですが次回作に期待です。なお、コーラスの宙組と言われるだけあって、いつもながら素晴らしいコーラス場面です!劇の後にあるショーでは芹香さんが、娘役の和希さんをリフトする場面もあって見所でした。

 

Webサイトを見ていますとまだチケットは少しの余裕があるようです。皆様機会があればぜひ素晴らしい宙組の舞台をご観劇下さい。 (院長)

 

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(2021.9.27)