2020年

8月

05日

宙組 フライング・サパ 梅田芸術劇場

2回連続宝塚で恐縮です。

宝塚大劇場 花組「はいからさん」せっかく開演したものの、再び休演となり大変残念です。ジェンヌさんスタッフさんの無事を願っています。

 

宙組 「フライング・サパ」 梅田芸術劇場2020.8.1~8.11

まだ観ていません。院長の敬愛するトップスター 真風涼帆さんが出演されます。

この公演は作・演出の上田久美子先生の意欲作と聞いています。

従来の宝塚風ではない作品であるという噂。近未来SFのストーリー、歌や踊りは少なく通常のセリフ演技が大半、ということです。観た人の話ではトップ真風さんのカッコよさが際立っていて、それに加え劇の方も深い内容でたいへん面白いということです。

院長も観劇できるのを楽しみにしています。院長の好きな名歌手 瀬戸花まりさんと留依蒔世さん、そして渋い男役 若翔りつさんの活躍も期待大です。

 

厳しい暑さですが、皆様くれぐれもご自愛ください。  (院長)

 

2020.8.10追記:観てみました。ストーリーは重いです。確かに歌がほとんどなくお芝居のみ、それゆえに宙組皆さん演技力の充実を感じました。真風さん、芹香さん、まどかさん、夢白ちゃんも演技を練りに練ったという印象です。綾瀬あきなさんと春瀬さんのダンスがキレキレで見ものですよ。瀬戸花さんのアナウンサー役は語り部の役割もあり、説明的な長台詞を淀みなく聞かせてくれます。フィナーレでは瀬戸花さんならではの美声歌唱もありますよ。紫藤りゅうさんはノーブルなお姿、星組から異動したばかりですが宙組の景色に溶け込んでいます。若翔りつさんはますます男役を極めていました。そして若手の注目は2年目山吹ひばりちゃんが大活躍です、無表情なアンドロイド的な女性の役と、そして絶望的不幸からある人に拾われ一瞬の幸せを過ごすヒロインの幼少時役の2役演じ切っています。今後が楽しみです。

 

休演続きでなかなか観劇できないなか、院内にポスターを飾ってモチベーションを維持しています(写真右)。

 

関連記事:宙組、 宝塚歌劇カテゴリ

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2020年

7月

22日

宝塚再開 花組 はいからさんが通る

2020年3月から休演していた宝塚歌劇が戻ってきました。

花組「はいからさんが通る」7/17-9/5 宝塚大劇場 (写真は院内の飾りです)

 花組新トップスター柚香光(ゆずかれい)さんの大劇場お披露目公演です。

 柚香さん(95期)は男役トップの貫禄が出てきました。娘トップの華さん、おてんば役の紅緒らしい勢いを感じます。フィナーレのデュエットダンスは渾身のリフトが見せ場です。本当に美しいトップコンビであります!

 院長の好きな、美声の和海しょうさん(94期)、今回歌の場面は少ないものの、芝居終盤では楽しいアドリブ?を披露してくださり、盛り上がります。トップさんの1期上、頼れる上級生の風格です。

 今回公演では若手ジェンヌさんが活躍します。97期永久輝 せあさん(役名:高屋敷)、98期飛龍つかささん(牛五郎)、100期の華優希さん(紅緒)、聖乃あすかさん(蘭丸)、音くり寿さん(環)、前回2017年から入れ替わりがあり新しい花組を感じます。

 また下級生では105期生たちが目を引きます。伶愛輝みらクンがコサック兵役で立ち廻り、堂々としたスター性があります。美空真瑠クンも表情豊かな芝居がいいです。湖華詩ちゃんは華やかな顔立ちと雰囲気で洋装が大変映えますね、お姫様のようです。みんな将来が楽しみです。

 さて、感染予防策のため普段と異なることが多いです。建物入場時に体温マスクなどのチェック。一定間隔をあけて並ぶ。座席は1つおき(舞台が見えやすい)。音楽はオーケストラ生演奏でなく録音(生演奏がないと盛り上がりに欠けるというか、何となく寂しいですね)。

 そして、観劇に際して注意が必要な点をまとめました。

(1)オペラグラスの貸出しが中止されています。売店での購入も困難(以下(2)を参照)。絶対にお忘れなく!

(2)グッズ販売店(キャトルレーヴ)は入場整理券が必要、朝から並ぶ方もいるので当日入店は困難です。グッズ購入は平日空いている時間帯の梅田店が現実的でしょう。

 

皆様、久しぶりの宝塚歌劇、機会がございましたらぜひご観劇ください。 (院長)

 

(訂正) 劇場内の飲食店は一部を除いて利用できます(7/26現在)。先日の記事で飲食店が閉まっていると記しましたが誤りです、お詫びして訂正いたします。

 

関連記事:花組はいからさん休演中2020.4.8、 宝塚歌劇カテゴリ

 

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2020年

7月

08日

筒美先生の世界(2) 傷つく世代

壁の飾りをかえました。

南沙織「傷つく世代」昭和48年 作曲 筒美京平、作詞 有馬三恵子

筒美先生のスゴイところは洋楽の流行をいち早く取り入れ、それでいてオリジナル筒美サウンドに仕上げてしまうという職人技なんですよね。

なのでどこかで聞いたようなフレーズが隠されているのです。

さてこの曲は、出だしがエリック・クラプトン「いとしのレイラ」です(1)。当時この「傷つく世代」を耳にしたロックファンはニヤリとしたことでしょう。

テーマフレーズのギターを弾くのは矢島賢さん、自身が弾いたとインタビューで答えておられます(2)。そして曲全体をグイグイ引っ張るベースもお聴きください!おそらく武部秀明さんではないかと私は思います(3)。

やがてブラスとストリングスが参入し、ギター&ベース&ドラムスと激しく絡み合いながらノリノリになるのです!そして高揚感を保ったままエンディングまで走り抜ける。

南沙織さんの歌唱も素晴らしい、アイドルとは思えない細やかな表現力なのです。

実に贅沢なサウンド構成、筒美先生の世界をぜひ一度ご堪能ください! (院長)

 

(1)ネットで調べてみましたらエルトンジョンの「罪人にあわれみを」の方が似ているそうです。しかし“ミソラドラソラ”はリズム&ブルースでは普遍的フレーズなので、どの曲から取ってきた、とは言えないでしょうとのことです。(大人のMusic Calendar 2019年5月1日より)

(2)Guitar magazine 2013年11月号

(3)寺川正興さんのようにも聞こえますが、ベースラインの起伏がやや少ないことと、昭和43年頃筒美先生作曲の録音に多数参加していたことから武部秀明さんと考えられます。

 

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2020年

6月

24日

梅雨のノスタルジー 悲しき雨音

壁の飾りをかえました。

カスケーズ「悲しき雨音」"Rhythm of the rain" 1962年

皆様いかがお過ごしでしょうか。少しずつ街の活気が戻ってきましたね。

例年、6月7月には雨に関連するレコードを飾って皆様をお迎えしております(1)。

おそらくこの写真を見て曲名もグループ名もピンとこない方が多いと思います。

しかし曲自体はほとんどの人がどこかで聴いたことがあるはずです。

院長は小学生の頃街角でこの曲をよく耳にしたのを覚えています。電気屋さんのラジカセ、スーパーや百貨店の売り場、ボウリング場、ちり紙交換車の放送・・・歌入りもあれば演奏だけのも。

大学生になりオールディーズを集めていた時に曲の名を知りました。

イントロのオルゴールのような音色(2)が雨のリズムに聞こえるのです。優しいメロディとコーラスがノスタルジックな郷愁を感じさせます。そんなところが日本人にも受けしたのでしょうか。大ヒットしたそうです。雨がしとしと降ってくるとこの曲が自然に出てきます。ぜひ皆様も梅雨のひとときにこの名曲をお楽しみください。

曲名は「悲しき雨音」、歌はカスケーズ、ですよ。  (院長)

 

(1) 2016年欧陽菲菲「雨のエアポート」、2017年欧陽菲菲「雨の御堂筋」、2019年八代亜紀「雨の慕情」和田アキ子「どしゃぶりの雨のなかで」

(2) この音はチェレスタという鍵盤楽器だそうです。

(追記)レコードジャケットのイラストですが、漫画家の永島慎二さん(代表作「漫画家残酷物語」)の絵に見えます。副業でイラスト仕事もされていたのか?ネットで調べても詳細不明。ご存知の方いたら教えてください!

 

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2020年

6月

10日

悲しき願い Don't let me be misunderstood

「悲しき願い」1977年サンタ・エスメラルダ、1965年アニマルズ、1964年ニーナ・シモン、原題"Don't let me be misunderstood "(1)

壁の飾りをかえました。

中原理恵さんの「東京ららばい」の元歌はこれですな。

筒美京平先生本人がサンタ・エスメラルダみたいな曲を作りたかった、とおっしゃっていたそうです。これは作詞の松本隆さんへのインタビューで語られています。

サンタエスメラルダ版はラテンのリズムにのせたディスコサウンドで、演奏も歌も情熱的ですよ。「東京ららばい」にはこの感じがよく出ていますね。

サンタエスメラルダの元が英国のブルースロックグループ、ジ・アニマルズです。エリック・バードンの魂の叫び歌唱(2)がハモンドオルガンと相まって胸を打ちます。そしてさらに大もとのオリジナルが1964年ニーナ・シモンが歌ったブルーズです。

元の歌をたどるのも歌謡曲鑑賞の楽しみです。 (院長)

 

(1)この英文、使役動詞letのS+V+O+C構文で、Cの部分が受動態なのでbe+過去分詞かつ不規則変化という、受験英語的には結構ややこしい文章です。歌詞の1行目 Baby, do you understand me now ? に呼応してるんでしょうね。歌詞にはその他intention, regret, be bound to~などセンター試験に出そうな単語・熟語が入ってます。まあそんな無粋なことを考えるとこの歌の良さは味わえないわけですが。

(2)エリック・バードンの歌をぜひご鑑賞ください。

 

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2020年

5月

27日

筒美京平先生の世界(1) 東京ららばい

壁の飾りをかえました

「東京ららばい」中原理恵 昭和53年、作詞:松本隆、作曲:筒美京平

昭和53年というのは演歌が不振、ニューミュージックが売れて商業化の傾向となり、80年代アイドル全盛期の前夜という時代です。何となく特徴のない、分類しづらい年と言えます。そんな混沌とした時期は、皆が新しいサウンドを模索して面白い音楽が産まれてくるように思います。この年は、女性では渡辺真知子、庄野真代、中原理恵(1)、サーカスが新しいサウンドとして流行しました。みな同年第29回NHK紅白に出場しました。

さてどんな時代背景であっても、そのとき最先端で流行している洋楽をいち早く取り入れ、新しいスタイルのヒット曲を作り上げる名人が筒美京平先生なのです。この曲では当時流行していたディスコ音楽のイントロとラテンな雰囲気を取り入れ、しかも日本的旋律も交ぜつつ、皆の耳に残るキャッチーなメロディーを編み出しました。筒美先生はこの年の紅白に岩崎宏美「シンデレラ・ハネムーン」、庄野真代「飛んでイスタンブール」、中原理恵「東京ららばい」、太田裕美「ドール」、野口五郎「グッド・ラック」と5曲も送り込んでいるのです(2)。すごいですね!皆様、歌謡曲をお聴きの際には作曲者名のチェックもしていただけるとより楽しめます。   (院長)

 

(1)この当時の中原理恵さん、歌の内容も見た目も大人っぽいですが、実は20歳だったそうです。後に中原さんは欽ちゃんの番組にレギュラー出演しコントを演じましたね。

(2)岩崎宏美「シンデレラ・ハネムーン」=ディスコ・サウンド、庄野真代「飛んでイスタンブール」=エキゾチック中東風、中原理恵「東京ららばい」=ラテン系、太田裕美「ドール」=70年代アイドル直球ど真ん中、野口五郎「グッド・ラック」=AOR風、と多彩なのです。

 

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2020年

5月

13日

にがい涙 スリーディグリーズ

壁の飾りをかえました。

「にがい涙」スリー・ディグリーズ 作詞:安井かずみ、作曲:筒美京平

東京スカパラダイスオーケストラの故クリーンヘッド・ギムラさんが熱唱されていました。初期スカパラのカバー曲は選曲センスが抜群ですね。その元の曲がこれです。

スリー・ディグリーズ(1)はフィリー・ソウル(2)を代表する3人組です。70年代ディスコ・サウンドと言えば思い出されるのではないでしょうか。ディスコ大流行の時代に純日本製ディスコ曲を作ろう!という企画で制作されたのが本曲です。

作曲は筒美センセ!もう先生は何でも書いちゃうスゴイ職人的作曲家なんです(3)。歌謡曲ファンの間では神様です(きっと業界の方々の間でももっと神でしょう!)。ディスコが流行っていた当時は浅野ゆう子さん、岩崎宏美さん、桜田淳子さんなどにも和製ディスコをバンバン提供しました。

そして作詞は、新しい女性像を描く詩人、安井かずみさんです。本曲では演歌的とは違うスタンスから女性の情念を表現します。

スリーディグリーズがこの日本語歌詞の意味を深く理解していたとは思えませんが、それでも言葉関係なく深く心に残る歌唱ですね、歌もダンスもソウルフル。

皆様ぜひいちど動画などでご覧ください。そして、ぜひ東京スカパラダイスオーケストラの「にがい涙」もお聴きください。 (院長)

 

(1)「ソウル・トレインのテーマ」「天使のささやき」を歌った人気グループです

(2)フィラデルフィア・ソウルの略

(3)ブルーライトヨコハマからサザエさんも…全作曲数2700曲以上、ヒットチャート登場500曲以上…キリがないほど偉大な作曲家です。

 

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2020年

4月

22日

ウーハンの女 東京スカパラダイスオーケストラ

ウーハンの女 東京スカパラダイスオーケストラ 1990年(平成2)

壁の飾りをかえました。珍しく平成時代、それも歌謡曲以外。

スカパラがインディーズ時代、梅田EST1のワルツ堂で購入しました。赤い方はメジャーデビューCDです。初期のスカパラは胡散臭さに満ちているのが魅力でした(1)CD5曲目に「ウーハンの女」が収録されています。中国風のメロディーにスカ(2)のリズムを合わせたノリの良い曲です。漢字で書くと「武漢の女」です。

そう、武漢はコロナで一躍有名になりました。

先日家で「ウーハンのコロナは終息しそうだね」なんて話をしていたら妻に「ウーハンて何?」と怪訝な顔をされました。ウーハンておかしい?院長は「武漢」の字をみるとつい心の中で「ウーハン」と音読してしまいます。というのも昭和時代に地理の授業で「ウーハン」と習って以来(3)身に染みついているんですよね。

地理では各国の重工業コンビナートが頻出で、武漢はけっこう重要なのです。

#ターイエ(大冶)鉄鉱石+ピンシャン(萍郷)石炭→ウーハン(武漢)鉄鋼コンビナート 

#アンシャン(鞍山)鉄鉱石+フーシュン(撫順)とフーシン(阜新)石炭→鞍山鉄鋼コンビナート・・・という具合に。漢字も覚えました(3)

TVでしきりに「ぶかん」と言っているのを聞くと違和感アリアリです。

人口1100万の武漢は76日の都市封鎖を経てコロナを乗り切ろうとしています。

1300万の東京そして大阪も兵庫も日本中の町が今なおウイルスに苦しんでいます。現場で戦っておられる医療者の皆様本当にお疲れ様です。営業自粛で苦しんでいる皆様お疲れ様です。一日も早くコロナウイルス感染症が終息するよう願っています。(院長)

 

(1)スカパラがインディーズ時代、観に行きました。神戸チキンジョージ。ものすごい熱気のライブでした。その次に見たときは有名になり神戸国際会館に昇級していました。スカパラと同じモッズスーツを作りたくて世田谷区「洋服の並木」まで行きました。懐かしい。

(2)スカはジャマイカから発祥したポピュラー音楽の種類。「スッチャスッチャ・・・」というリズムが特徴。

(3)現在も地理の授業では中国の地名をカタカナで教えているそうです。政治的配慮とか色んな事情があるみたい。ただし今は原則漢字無し(教えるのは任意)で全部カタカナ表記の教科書や地図帳は恐ろしく読みづらいです。

 

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2020年

4月

08日

宝塚休演中 花組 はいからさんが通る

壁の飾りをかえました。

宝塚休演中 花組「はいからさんが通る」

花組新トップ、柚香光(ゆずかれい)さんの宝塚大劇場お披露目公演!になるはずが、全ての宝塚歌劇が休演中(2020.4.8現在)。はいからさん、まだ通りません。

大和和紀さんの漫画のミュージカル化です。院長も昭和時代に原作をリアルタイムで読みましたね(1)。アニメも見てました(2)

2017年に日本青年館ホールと梅田芸術劇場シアタードラマシティで上演、柚香さんの伊集院少尉が大人気でした。この時は人気すぎて院長は観れずじまい、DVDで鑑賞しました。大劇場での再演をとても楽しみにしていました。

トップ柚香さんが伊集院少尉のイメージにぴったりですね。ワイルドで男気ある鬼島軍曹は同期の水美舞斗さんが演じます、これは前回から引き続きハマリ役です。

さらに、院長の大好きな、和海しょうさん、羽立光来さん、花組を代表する名歌手の活躍も観たかった。

まだ休演中で再開の見通しが立たないようですが、こればかりは仕方がございません。

阪急さん、全組後ろ倒しにしてでもいつか再開していただけますようよろしくお願いします。欲を言うと、専科の華形さん、雪組トップ望海さん、真彩さんの退団も延期して!

一日も早く感染症流行がおさまり、元の平和な毎日が戻りますように願っております。

皆様、感染予防につとめてください、くれぐれもご自愛ください。  (院長)

 

追記)4月9日、ほんまに退団日が延期になりました!うれしいです。ありがとうございます、阪急さん。(院長)

 

関連記事: 宝塚再開 花組 はいからさん、 宝塚カテゴリ全組

 

(1)週刊少女フレンド 昭和50‐52年連載、コミック全8巻何度も通読しましたわ。

(2)アニメは昭和53年6月~54年3月 土曜7時に放映されました。本放送の時期は院長塾通いでリアルタイムで見れなかったはず。夕方の再放送を何度も見ました。今でも歌を覚えています。

 

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2020年

3月

18日

春なのに

壁の飾りをかえました。

「春なのに」昭和58年 歌 柏原芳恵、作詞・作曲 中島みゆき 

いまやほぼ全ての日本人がこう思っているんじゃないでしょうか。三月といえば心躍る季節なのですが、今年は春なのにちっとも楽しくないですな。

さて表題曲は卒業式を舞台とした別れの曲です。テレビやラジオでよく流れていたのを覚えています。今聴きなおすと中島みゆきさんの詞が味わい深いですね。女子高生の心情吐露だけを以て、卒業式当日の光景、彼へのこれまでの思いとかかわり、映像と時間経過が映画のように浮かび上がってくるのです。男子の一言で色々察した女子高生が諦め忍ぶさまは、演歌のそれであります(1)。女子高生にしては大人すぎるようにも思えます。当時柏原さんは堀越高2年生(2)、歌詞の主人公とほぼ同年齢のアイドルが現にそこで歌い上げることにより、年齢不相応な演歌的情念がリアリティに結実せざるを得なくなるのです。

今上陛下が皇太子であられた頃、「好きな歌手は柏原芳恵さん、「春なのに」がいいですね」とお話になられたエピソードが有名です。

早く楽しい春が戻るといいですね。      (院長)

 

(1)後年マツコ・デラックスさんがこの曲を「演歌の世界」と評されています。

(2)この曲は制服姿でのTV出演が多かったようです。

 

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2020年

3月

04日

ジュリーの美学  ロイヤルストレートフラッシュ

壁の飾りをかえました。

沢田研二ベストアルバム「ロイヤルストレートフラッシュ」昭和54年

ロイヤルストレートフラッシュはポーカーで最高位の役です。70年代ジュリー最高のヒットが並びます。

ジュリーは小学生男子にとっても憧れのスターでしたよ。レコードは高くて買えないのでテレビの歌番組で見るのが楽しみでした。御覧くださいこのレコードジャケット。派手な衣装と気障がこれほど似合うスターはいません。

こんな男おらんやろ、というほどのキザっぷりがジュリーの美学ですね。現実離れが振り切ってるのがいいのです。帽子を飛ばしたり、ウィスキーを口から噴射したり、空中を飛んだり、ジュリーが何をやるのかみんな毎週ワクワクしました。アイドルでもない、大人向け歌謡でもない、独自のカッコよさがあるスター(1)

こういうキザはだんだん見かけなくなりました。時代がリアルと日常性を求めるようになったからでしょう。いまやキザなセリフを聞かせてくれるのは名探偵コナン君くらいです(2)

しばらくこういう感覚を忘れていましたところ、大人になって宝塚との邂逅がありました。ヅカ男役の美学もまたキザを追求するところがあります。何かジュリーの美学と相通ずるものがあるように思うのです(3)。旧友に再会したような不思議な気分であります。皆様、ぜひジュリーの美学をご堪能ください。  (院長)

 

(1)他方ドリフのコントで見せるお笑いのジュリーも面白くて楽しみでした。久しぶりに見たら大爆笑でした。

(2)昔のアニメはキザが多かった。ルパン三世、スペースコブラ、キャッツアイ、日常でこんな話し方しないって!

(3)LP収録曲B-5「あなたに今夜はワインをふりかけ」は、まさに2017年花組公演「Santé!!」で歌われました。


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2020年

2月

12日

宝塚星組 「眩耀の谷/ Ray」

壁の飾りをかえました。
宝塚 星組「眩耀(げんよう)の谷/Ray(レイ)」 2020/2/7-3/9 宝塚大劇場
新トップコンビ、礼真琴さんと舞空瞳さん宝塚大劇場お披露目公演です。 礼さんは歌唱とダンスの技術で大変な定評があります。前トップ紅さん、前々トップ北翔さんの時代からずっと星組を支えてきました。満を持してのトップスター就任です。「眩耀の谷」でソロ歌唱を多く聴かせてくれます。ヒロインの舞空さんは可愛くてダンスがうまい、礼さんとお似合いです。
さて新生星組はいぶし銀のスターさんも見逃せません。院長の大好きな愛月ひかるさん(愛称 愛ちゃん)。2番手おめでとうございます!元宙組から専科そして星組へと異動されました。この人には「愛ちゃんにしか出せない味」というのがあって、アクの強い役を演じたら随一です(1)。今回は超悪者の将軍の役を演じます。長身でキザな仕草が似合う、背中で男を表現できるジェンヌさんです。さらに、花組から組替えの綺城ひか理(あやきひかり)さんも輝いています!スラっと背が高く渋い顔だち。低く通る声の歌ウマさんです。真面目で冷静な人柄をうかがわせるストイックな演技をされます。新しい星組で注目のジェンヌさんですよ。
後半のショー”Ray”は新トップ礼さんの名からですね、光のショーとともに礼さんの歌を堪能できます。院長お気に入りは、2番手愛月さんをフィーチャーしたNYの場面、スーツに帽子でカッコイイですね。このシーン、愛月さんと綺城さんダンディ男役二人に美人娘役・有沙瞳ちゃんの並びが壮観です。
皆様、新しい星組の舞台をぜひご観劇ください。 (院長)

 

(1)愛月さん出演の公演はこちら→ WEST SIDE STORY黒い瞳

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2020年

1月

29日

受験数学の話 相加平均≧相乗平均

たまには勉強の話をしましょう。ちあきなおみの「X+Y」の文字を見ていると、高校数学の不等式「相加平均≧相乗平均」を思い出します。
こいつは時として物凄い威力を発揮します。条件さえ揃えば、この式を使うと面倒な計算を回避し瞬時に答えが出せることがあります(1)。うまく使いこなせれば必殺技になりうる、しかしそれに気付けるかどうかが難しい。「コーシー・シュワルツの不等式」も似た性格を持ちます(2)
医学・生物学と違い、学問としての数学は厳密で一貫した論理があって、じっくり考える楽しみと普遍の法則に気付く感動があります。しかし、受験数学となると学問だけでなくギャンブル的要素を帯びるのです。受験数学は時間内に点数をとることが目的の勝負とも言えます。捨て問を判断したり、部分点を拾ったりと、数学の本質と違うところで戦略が必要です。ひとたび計算地獄に陥れば疑心暗鬼に襲われます。「もしかしたらこの解法は間違いではないか?」自分を信じて計算を進めるか、撤退して解きなおすかギリギリの判断を迫られる、メンタル面の強さも必要です。日々計算と問題演習に明け暮れるのは、その恐れに打ち克ち己を信じられるようにならんがためです。また他科に比べ1問の配点が大きいのもギャンブル性を高めます(3)。英語やセンター試験で細かく点を集めても数学1題を落とすと全てがパー。数学1題の解答用紙はA4~B4のだだっ広い白紙、見た目からして配点が高そうです。受験生はたった一枚の答案用紙に人生を懸けています。その辺、バカラやポーカーで一枚のカードに賭けるギャンブラーや一枚のツモ牌に賭ける雀士に通ずるものがあります。白い解答用紙はさながら緑の羅紗です(4)試験場で、相加相乗やコーシー・シュワルツのような大技が使えることに気付きエレガントな解答を書けると、ロイヤルストレートフラッシュか大三元が来たかのような陶酔を感じるわけです。

これが大学で学ぶ学問数学との違いであり、そして受験数学の面白いところです。受験数学を経験した人以外にあの雰囲気を伝えるのは難しいかもしれません。

 

受験生の皆様、二次試験まであと少しです。頑張ってください。あなたの頭上に数学の神様が降りてきますように! (院長)

 

(1)東京大 昭和49年 文・理科第2問、同平成24年 文科第2問
(2)東京大 平成7年 文・理科第1問、大阪大 平成27年 文系第1問、理系第2問、

(3)制限150分で5-6題しか出ません。1題の配点は100点換算で17-20点、東大と京大は6問、阪大は5問でした。阪大は1問あたりの比率が多く、1つ間違えると他科目で取り返せない、1つ余分に解けると大きなアドバンテージ、とギャンブル性が高いです。
(4)カジノテーブルや雀卓は緑の羅紗の布が張られています。

 

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2020年

1月

15日

ちあきなおみのアイドル時代

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
壁の飾りをかえました。
ちあきなおみ「X+Y=LOVE」昭和45年 作詞:白鳥朝詠、作曲:鈴木淳
フィンガー5の電話を見ていたら、この曲を思い出しました。ジャケット写真の通りです。初期のちあきさんはデビューの「雨に濡れた慕情」はしっとりジャズ風でしたが、3枚目「四つのお願い」、4枚目「モア・モア・ラヴ」、5枚目本曲「X+Y」とお色気アイドル路線だったのです。同時代でいうと奥村チヨ、辺見マリ、山本リンダ系列です。

その後、昭和47年「喝采」、48年「夜間飛行」、49年「円舞曲」など渋い曲で本格派という位置づけになりました。しかしアイドル時代から相当な上手さです、というより元々とびぬけて上手い歌手がレコード会社の方針でアイドル系を歌わされたということですね。この曲なんて歌詞が他愛もないナンセンスで仕方ありませんが、歌声を聴いているだけでだけで耳がスピーカーから離れません。本物の歌唱力を持つちあきさんの歌はどんな楽曲でもすばらしいですね。ぜひ一度ちあきさんの歌をご鑑賞ください。 (院長)

 

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8月休診のお知らせ

お盆8/9(日)-16(日)

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(2020.7.20)