壁の飾りをかえました。
花組「蒼月抄(そうげつしょう)/EL DESEO(エル・デセーオ)」宝塚大劇場2026/2/14〜3/29
「蒼月抄」は没落してゆく平家の人間模様を描いた作品です。運命のなかで懸命に生きる姿が心をうちます。日本史もので、とにかく敗走し落ちぶれ、主要人物は次々に討ち死にという、悲劇であります。客席にはすすり泣きも聞こえてきます。生き残った者が昔語りをする設定。ちょっと月組「桜嵐記」2021年を思い出しました。永久輝せあさん(平知盛)、聖乃あすかさん(平重衡)、そして花組にやってきた極美慎さん(平教経)、それぞれの役に個性が生きます。私としては極美さんの殺陣がいいなあと思いました。
平知盛の息子役を美空真瑠くんがやっていて、子供時代に極美さんに稽古をつけてもらうかわいらしさ、これに対し成人し戦に出て最期を遂げる姿が泣かせました。
芝居全体としては、多くの事件を詰め込んでせわしない感と、合戦の場面が多くて長い印象です。場面を絞り込むともっと深く感動できるような気がします。
ラテンショー「EL DESEO」では花組の皆さんが熱気あふれノリノリでした。衣装も音楽も派手です。目まぐるしくいろんな場面を進めてゆくといった感じです。中詰めでは客席降りあり、そして1回目は2階席で観たのですが、2階にも下級生の人たちが来てくれました。S5「砂漠 獣の血」場面では、院長の推し、光稀れん君が活躍して嬉しかったです。この場面、106期の鏡星珠くんがハンター歌手、そして遼美来くん、宇咲瞬くん、月翔きら君、 月世麗くん、と有望な下級生の皆さんががんばっています、ぜひご注目ください。
ショーを通して全体的に照明が暗いのと帽子の場面が多いので、ジェンヌさんの表情が見えづらかったのが気になりました。暗いところでも見えるよう眼をトレーニングして観劇しましょう。
見どころいっぱいの花組公演、機会がございましたらぜひご観劇ください。(2026.2.18院長)
参考「蒼月抄」年表(Wiki参照です) 時系列がわかると劇を理解しやすかもしれません
1167年(頃)明子が平知盛の妻となる
1169年平知盛の長男 知章が産まれる
1172年清盛の娘 徳子が高倉天皇の女御として入内
1178年徳子が安徳天皇を出産
1180年重衡が南都(奈良)を焼討
1181年清盛が死去
1183年源義仲に大敗し平家一門都落ち
1184年一ノ谷の戦い
1185年壇ノ浦の戦いで平家一門が滅亡