雪組「ボー・ブランメル/Prayer」

壁の飾りをかえました。

雪組「ボー・ブランメル/Prayer」宝塚大劇場2025/11/1~12/14

18世紀末の英国、平民出身のジョージ・ブランメル(朝美絢)が上流階級に食い込もうとする野望達成物語。彼は新しい服飾モードを考え、そして考え方・作法なども含めたダンディズム(美学)を武器にしました。それまで上流階級の服飾は華美なことを良しとされていましたが、ブランメルは簡素で洗練されたスタイルを主張したのです。これが社交界で大いに受け入れられ、一躍彼は大スターになったのです。トップスター朝美絢さんが美形ですらっとしていて、このスタイルがぴったりなのですよ。

一方、元恋人ハリエット(夢白あや)も平民・女優で王子ウェールズ公の愛妾として成り上がる。いつもながら夢白さん美人すぎです。でも今回で退団されるのが非常に惜しいです。

まあ二人は社交界で再会したことでまた愛しあってしまい、それがバレて王子の怒りを買い立場を失う、という話の流れ。宝塚にありがちな展開の気がします。

私としては近代の服飾の歴史を扱ってくれたところがGood、勉強になります。なお、史実はかなり違うようで、ブランメルが王子に気に入られ社交界のスターに登りつめたのは確かのようですが、女性とのスキャンダルで失脚したわけではないそうです。

なお、ウェールズ公の瀬央ゆりあさんの憎まれ役演技はさすがです、ベテランならではの味。またブランメルの父、諏訪さきさんも鬼気迫る亡霊役の芝居。友人達、ピアポント(縣千)、アルヴァンレー(蒼波黎也)、マイルドメイ(紀城ゆりや)も味わい深い。

音楽はフランクワイルドホーン先生、この人は何かどこかで聞いたことのある旋律がうまい。今回はブランメルの友人達3人衆とのシーンで、カノン進行!2週前まで宙組「プリンスオブレジェンド」でカノン進行頻発だったのでカノンはもうお腹いっぱいかもしれぬ。

ショー「Prayer-祈り-」は中村一徳先生の作で、世界各地の祈りがテーマになっています。大人数での踊りが多くて華やかなシーンがいっぱいです。私としては黒燕尾が印象的で良かったなあと思います。客席降りが相当に盛り上がりますので通路近くに座る方は大いに期待してください。あと繰り返してすみませんが、退団の夢白さんかわいいです。

若手の男役さんたちも活躍しています。紀城ゆりや君、苑利香輝君、水月胡蝶君たちに注目しています。

見どころたくさんの雪組、機会がございましたらぜひご観劇ください。

(2025.11.5院長)

 

カテゴリ 宝塚歌劇

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