宝塚星組「ディミトリ/JAGUAR BEAT」

壁の飾りをかえました。

宝塚星組「ディミトリ/JAGUAR BEAT」宝塚大劇場2022年11月12日〜12月13日

 13世紀1220年頃のジョージア(旧グルジア)を舞台としたドラマティックな歴史ロマン。これはとてもいい話です。夫婦愛そして国家への愛がテーマになっていて感動します。中東地域で13世紀って馴染みない時代背景ですが、事前知識がなくともわかりやすい劇でした。4つの国、ジョージア王国、ルーム・セルジューク国、モンゴル帝国、亡国ホラズム国、それぞれのもくろみと事情がある。運命に翻弄されるディミトリ(礼真琴)とルスダン(舞空瞳)の姿をみて泣くお客さん続出です。

 いつものことですが礼真琴さんは歌がうまい!歌ウマは正義です。そして楽曲もすばらしかった。歌唱力のある方には難しい曲を当て舞台はさらに良くなる好循環。ヒロイン舞空瞳さん、踊り上手で芝居の表現力も素晴らしいですね。可愛い少女が、女王の責任を負う、そしてディミトリへの愛が変化してゆく様はハラハラとします。

 瀬央ゆりあさん、何と前半45分間出番なし。チンギスハンに追い詰められたホラズム国の君主ジャラルッディーン役。戦争好きの非道な王と観客に思わせておいて、実際に登場してみると、強くて道理のわかる懐深い大人物、というカッコイイ男をこなしておられます。これは実際に劇を観ていただきたいところです。

 綺城ひか理さんは国王ギオルギ4世を演じます。出番は前半だけですが、妻に対する愛の形、国家への愛とは何か、ディミトリに見せる。これが後半への伏線になっているのですね。妻役の有沙瞳さんとのかけ合いもすばらしい。綺城さん、歌が上手い、そしてますます重厚感が出ておられます。

 劇だけでもたくさん話したいことがありますが、長くなるのでショー「JAGUAR BEAT」に移ります。ジャガービート、これはとにかくド派手で賑やかなショーです。このギラギラした感じは何か覚えがあるなと思っていたら、「歌劇」11月号に「デビッド・ボウイのジギースターダストみたいに」と書いてありました、確かに!ショーの楽曲もめちゃくちゃ良い!テーマ曲は特撮ヒーロー的な曲の作り方そして楽器の使い方によせている気がします。ほかにはロック系の曲も多く、これらは80年代邦楽のテイストでしょうか。ショーを通してビート、疾走感が前面に押し出されています。あっという間に過ぎてしまいます。えっ、もうデュエットダンス?という感覚です。

 院長の好きな天華えまさん、ジャガーの衣装で登場、華麗な舞を披露されます、カッコイイです、さすがスター天華さん!別衣装で銀橋ソロ歌唱もあって大変見所です。

 そしてカッコよさでは朝水りょうさんもすごいです。今回髪型を超短髪の金髪にしてシャープさが際立っています。

 若手も活躍していました。青風希央クン(105期4年目)、敵国に攻め込まれた市民の役、踏絵を拒否して斬られる場面でセンタースポットライトを浴びて見事に散ります!ショーでも長身を生かしたダンス姿カッコイイです。これからの活躍が楽しみです。

 総踊り的な多人数の場面が多いです。そのため、あの人も見たいこの人も見たいので眼がたりないです。回数をたくさん観たいところです。

 とにかく芝居もショーも見どころたくさん。皆様機会がありましたらぜひ星組の素晴らしい舞台をご覧ください。2022/11/16(院長)

 

カテゴリ 宝塚歌劇 

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