宝塚星組「柳生忍法帖/モア・ダンディズム」

宝塚星組「柳生忍法帖/モア・ダンディズム」宝塚大劇場2021/9/18~11/1

 柳生忍法帖は山田風太郎さんの小説の舞台化です。仇討ちを誓った女性たちを柳生十兵衛(トップ礼真琴さん)が助太刀するというストーリー。テンポよく進み登場人物も多いので1回目はついていけませんでしたが2回3回とみると次々味が滲みだしてくるタイプのお芝居です。十兵衛はめちゃくちゃ強い武士です。しかし実は女の人に優しく、お父上には頭が上がらない。武芸者として完璧なのに弱みもあって憎めないところがよりひきつけられます。劇中歌もいいのです。礼さんが超歌ウマで聞かせてくれます。楽曲そのものが良いうえにベースラインもメロディアスで聴き入ってしまいます!

 さて今公演では院長の大好きな愛月ひかるさんが退団されます。大変残念です。愛ちゃんはカッコいい悪役がぴったりなのです。今回はまさにそんな役で、芦名銅伯という霊力をもった108歳の超人みたいな人物で、十兵衛の敵役です。愛月さん本人が「ラスボス」とおっしゃっています。その通り凄みある迫力の名演技です。院長が見たかった愛ちゃんはコレなんです!もう一役、銅伯の双子という天海大僧正も演じわけておられここも見どころですね。

 ショーはモア・ダンディズム、95年真矢みきさん以来何度も再演されたレビューです。これが本当にカッコいいんです。開幕からの鮮やかな衣装と踊りに眼を奪われます。「キャリオカ」は黒燕尾と娘役さんと組んで舞踏会、宝塚らしい場面です。そして愛月さんのソロ歌唱があります。銀橋渡りで「薄紫のとばりの向こう」、そして「ゴールデンデイズ」では白軍服で颯爽と登場、貴公子姿です。愛月さん自身が熱烈な宝塚ファンであり、クラッシックな宝塚を演じたいという希望があったということで、正統派宝塚的な本当にいい場面です。フィナーレ前の「アシナヨ」場面、トップの礼さん舞空さんと愛月さん3人の場面でのデュエットダンスと歌唱は愛月ファンとしては泣いてしまいます。

 さてこの他にも見所が沢山です。「ハードボイルド」場面で漣レイラさんのド迫力ダンスにぜひ注目して下さい。カッコよすぎてこの場面漣さんに眼が釘付けです!漣さんも今回で退団なのが寂しいですね。同じくハードボイルドの出だし、瀬央ゆりあさんと綺城ひか理さんの男役同士のタンゴも決まっています。

 皆様ぜひ星組の舞台をごらんください。とくに今回退団される愛月ひかるさんの男役道の極みをご堪能ください。 (院長)

 

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(2021.9.27)