どてらい男

壁の飾りをかえました。

前回「銀二貫」で江戸時代の浪花ことばについてお話ししましたが、今回は昭和時代の大阪弁ドラマです。

西郷輝彦「どてらい男」作詞:花登筐、作曲:神津善之

TVドラマ第1回昭和48年(1973)10月2日~ 第181回・最終回昭和52年(1977)3月27日。株式会社山善(やまぜん)の創業者山本猛夫をモデルとした。浪速のド根性商売人物語です。

主人公、山下猛造(西郷輝彦)は昭和初期に福井県から大阪へ出てきて、西区立売堀(いたちぼり)の前戸商店に丁稚奉公する。様々なイジメや逆境を跳ね返し、商人として成長し独立する。戦争では召集され厳しいシゴキに耐え抜く。そして沖縄戦を生き抜き捕虜となる。内地に引き揚げし、焼け野原の大阪で商売を再び立ち上げ、店を成長させる。立身出世物語なのです。

平均視聴率27%、最高35%の超人気ドラマだったそうです。院長も毎週見ていました。モーやん(山下猛造)に逆境が次々に起こり、跳ね返してゆくのです。来週の展開が気になって仕方がなかったです。

大阪商人の物語だけに、当時の昭和時代の大阪弁を聴くことができました。主人公の西郷さんはネイティブではないですが、がんばっています。また関西の役者さん方はホンマモンの大阪弁を喋っていました。支配人・岡田=大村崑ちゃん、前戸の旦さん=沢本忠雄、“将軍”大石=松鶴師匠、番頭の竹田=髙田次郎、味わい深い芝居です。山下の親友尾坂=板妻3人息子の田村亮は京都出身。ほかに、正司照枝、西川きよし・横山やすし、木村進、などお笑い系も出演。そして、忘れてならないのが、戦争編での「鬼の坂田軍曹」=藤岡重慶さん!山下猛造をシゴキ、イジメ抜く上官役です。大人気でした。この人は姫路出身。懐かしい大阪弁です。

このドラマは録画ビデオテープが消失してしまい、再放送不可能とされていましたが、個人所蔵のテープなどを集めほぼ全編が復活しています。今はAmazon有料動画などでみれます。あの激動の昭和時代の雰囲気に浸りたい人、昔の大阪弁を聴きたい人、毎週ドキドキのドラマに没頭したい人、皆様ぜひご覧になってください。

なお主題歌レコードの録音は、TVドラマバージョンと違います。院長としてはドラマのオーケストラ版の方が勢いがあって好きです。

(2026.7.16 院長)

 

追加1:株式会社山善はいまも盛業で、開業時の機械分野からはじまり海外事業や家庭機器事業など各分野で発展されています。まきの内科クリニック待合室の椅子は「山善」さんのものなんですよ。お世話になっています。

追加2:2枚目の写真は1975年 東宝映画版のポスターです、TVとだいぶ配役が異なる。

カテゴリ 音楽 2026年

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