ナツコの夏「燃えろいい女」

壁の飾りをかえました。

ツイスト「燃えろいい女」昭和54年(1979)4月、作詞・作曲:世良公則

暑い、それにしても毎日暑すぎる。今回も夏向きの歌にしました。世良公則さんの曲です、資生堂 '79サマーキャンペーン・ナツコの夏キャンペーン・ソングでした。確かモデルは小野みゆきさん。エキゾチックな顔の女優さんだった。この当時、化粧品会社の資生堂とカネボウとコーセーが季節ごとにキャンペーンソングを打ち出して、テレビCMを流しまくり、各社対決するという構図がありました。もちろん歌もタイアップでヒットしたのです。

 世良さんのブルースでワイルドな歌唱がほんとスゴイ、そして派手なアクション、マイクスタンドを振り回すんですよ!よく覚えています。

 この77-78年頃、ツイストをきっかけに日本語によるロックが流行したのでした。元々74-75年にダウンタウンブギウギバンドの本格ロックがはやり、矢沢永吉のクールスも知られたのですが、何せ当時フォークとニューミュージック全盛時代だったのでロックはしばらく鳴りを潜めていました。しかしニューミュージックの勢いが少し弱まってきたた77-78年、そしてアイドル歌謡は2-3年後80年から爆発。このぽっかり空いたスキマ時代に世良公則&ツイストのロックが流行したのです。そして同時期にロックが次々売れ始めるわけです。Charさん、原田真二さんもヒットした、ゴダイゴもいました。78年にはサザンオールスターズがデビュー。クリキンや桑名将大さんもロックでした。この時代、TVのザ・ベストテンも後押して新しい音楽の布教活動しました。

日本のロックの黎明期がGS時代とすれば、商業ベースで日本語ロックが本格的に流行したのはこの辺なのだと思います。

皆様暑い夏には、ツイスト世良公則さんの熱いボーカルを聴いて涼をおとりください。そして日本語ロックが流行り始め、そして化粧品キャンペーンで音楽がヒットした、あの時代に思いを馳せていただけたら幸いです。(2025.7.23院長)

 

カテゴリ 音楽

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