ドラマでよく出てくる、レントゲンやCTの写真を見る道具、名前を「シャウカステンSchaukasten」といいます。ドイツ語でschauen=見る、Kasten=箱、を合わせた言葉です。なるほどね。英語ではfilm viewer, illuminatorなどと言うそうです。
なぜか適切かつ平易な日本語訳はありません。また時代が英語主流になっても英語も使われませんでした。なのでこの箱はずっとシャウカステンと呼ば
れ続けています。先輩も僕も後輩もみんなこう言ってきました。しかし2005年頃から医療用画像のデジタル化が急速に進み、フィルムは廃止され、高解像モニターで見るようになりました。それに伴ってシャウカステンは活躍の場がなくなり、その名も忘れられようとしています。(院長)
クリニックブログ
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